生まれる前の口唇や口蓋はどのようにできるか知っていますか!?
人間で口唇と口蓋が作られる過程において、どのような違いがあるのでしょうか?
口唇と口蓋は一緒に作られるのではありません。口唇は胎生4~7週頃に形成され、口蓋は胎生7~12週頃に形成されると言われています。ちなみに鼻も口唇と同じく、胎生4~7週頃に発生します。
口唇・口蓋の発生は、口蓋の切歯孔より前方にあるprimary palate(一次口蓋)、切歯孔より後方にあるsecondary palate (二次口蓋)から作られます。どちらも第1鰓弓由来です。一次口蓋は内側鼻隆起から発生し、二次口蓋は上顎隆起から発生します。例えば、上口唇は内側鼻隆起と上顎隆起の両方からなります。
このような発生において異常があると、組織が癒合できなくなり、口唇裂や口蓋裂をもつ胎児となります。
口唇口蓋裂の治療は、大学病院や総合病院で行っており、当院で行うことはありません。しかし、普段の歯科治療でも、口唇や口蓋の発生を理解して歯科治療を行うことが大切です
戸田市でお口の悩みはぜひ当院へご相談くださいね!
北戸田デンタルクリニック 048-422-9957