こんにちは。北戸田デンタルクリニックの米永です。
歯科には「構音機能検査」というものがあります。これは患者様の「話しにくさ」の原因を客観的に評価し、適切な義歯の調整やリハビリテーションにつなげるための重要なステップです。

今回は構音機能検査の中でも特に口腔機能の評価に欠かせないパラトグラムとオーラルディアドコキネシスに焦点を当てて解説します。

1. パラトグラム(パラトグラフィー):舌と口蓋の接触を可視化する

舌は構音器官の中で非常に重要な役割を担っていますが、その動きは非常に複雑で変化に富んでいます。
パラトグラムとは、発音時に「舌が口蓋(口の天井部分)のどの範囲に接触しているか」を調べる検査です。
・目的と臨床的意義:
特に義歯を使用している患者様が「発音しにくい」と訴える場合、パラトグラムを記録することで、舌と口蓋の接触状態を客観的に把握できます。この結果をもとに義歯の形態を改良することで、発音障害の改善を図ることができます。
・特徴:
例えば、総義歯を装着していない状態では、装着時や健康な有歯顎者と比較して舌の接触範囲が広がる傾向があります。これは、舌が欠損部分を補おうとする「代償動作」を行っているためです。

2. オーラルディアドコキネシス:運動の「巧緻性」と「速さ」を測る

オーラルディアドコキネシスは、舌や唇の運動機能を評価するための検査法です。
・検査方法:
「パ」「タ」「カ」の各音節を5秒間、できるだけ速く繰り返し発音してもらいます。
・評価のポイント:1秒あたりの発音回数を算出することで、以下の機能を評価します
①「パ」: 唇の運動機能
②「タ」: 舌の前方の運動機能
③「カ」: 舌の後方(軟口蓋付近)の運動機能
この検査により、構音器官の運動の速さ、正確さ、リズム(巧緻性)を数値化して評価することが可能です。

3.なぜこれらの検査が必要なのか?

歯科における構音障害の原因は、歯の欠損といった「形態的な問題」から、脳血管障害などによる「運動障害」まで多岐にわたります。
①パラトグラムで「接触の形(静的な形態)」を確認
②オーラルディアドコキネシスで「運動の能力(動的な機能)」を測定
これらを組み合わせることで、患者様一人ひとりに合わせた精密な補綴治療(義歯の作成・調整)や、舌接触補助床(PAP)などを用いたリハビリテーションが可能になります。
「話しにくい」「特定の音が漏れる」といったお悩みに対し、歯科医療は科学的な検査に基づいたアプローチで、コミュニケーションの回復をサポートしています。
北戸田デンタルクリニックでは患者様一人ひとりに合わせた精密な入れ歯の作成や調整を行っています。
義歯のことなどでお困りの際はお気軽にご来院ください。

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医院名 医療法人赤坂会
北戸田デンタルクリニック
診療科目 一般歯科 小児歯科 矯正歯科 口腔外科 審美セラミック歯科 インプラント治療 ホワイトニング
診療時間 10:00-13:00/14:30-19:00 土日祝診療(木曜日休診)
所在地 〒335-0032
埼玉県戸田市美女木東1-3-1
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