こんにちは。北戸田デンタルクリニックの米永です。

歯科のブリッジ治療において、複数のパーツを一つに繋ぎ合わせる「連結」は非常に重要な工程です。

その代表的な手法である「ろう付け」には、タイミングや目的によって「前ろう付け」と「後ろう付け」の2種類があります。

今回はこれらの違いやメリット・デメリットについて分かりやすく解説します。

・歯科ブリッジの「前ろう付け」と「後ろう付け」について

歯科治療で欠損歯を補うブリッジを製作する際、全てのパーツを一度に鋳造する「ワンピースキャスト」以外に、別々に作ったパーツを「ろう付け(金属の接着)」で連結する方法があります。特に陶材焼付ブリッジ(メタルボンドなど)では、製作過程のどの段階で連結を行うかによって、仕上がりや特性が大きく異なります。

1. 前ろう付けの特徴

前ろう付けとは、陶材を盛り付ける前(ディギャッシング前)に行う連結法です。

* タイミング: ディギャッシング(金属のガス抜き工程)の前に行います。

* 温度: 1,100~1,200℃という高温で行われます。

 * ろう付け部位: 主にポンティック(欠損部の人工歯)の中央部で行われることが多いです。

メリット

* 高い強度: 高温でしっかり結合させるため、連結部の強度が非常に高くなります。

* 審美性に優れる: ろう付けの後に陶材を焼き付けるため、連結部が陶材に覆われ、見た目が自然に仕上がります。

デメリット

* 適合の懸念: 連結した後に高温での陶材焼成を繰り返すため、熱による金属フレームの変形が起こりやすく、お口の中への適合精度が後ろう付けに比べると劣る場合があります

2. 後ろう付けの特徴

後ろう付けとは、陶材の焼き付けが全て完了した(グレージング後)最後に行う連結法です。

* タイミング: グレージング(表面のツヤ出し工程)の後に行います。

* 温度: 陶材が溶けないよう、800~900℃という比較的低い温度で行われます。

* ろう付け部位: 支台歯(土台の歯)とポンティックの間の連結部で行われます。

メリット

* 高い適合精度: 陶材の焼成工程が全て終わってから連結するため、熱変形の影響を最小限に抑えることができ、お口の中での適合が非常に良好です。

デメリット

* 強度がやや低い: 前ろう付けに比べると連結部の強度が劣ります。

* 審美性が劣る: 完成した陶材の横で金属を露出させて連結するため、金属部分が見えやすくなることがあります。

前ろう付け vs 後ろう付け比較してみると…

どちらの方法でも、基本的な手順は以下の通りです。

* 支台装置とポンティックの製作: 各パーツを個別に作る。

* 位置関係の記録: お口の中で試適し、正確な位置を固定する。

* 埋没ブロックの製作: ろう付け中に動かないよう、耐火材で固定する。

* フラックス塗布: 金属の酸化を防ぎ、ろうの流れを良くする薬剤を塗る。

* ろう付け: 熱源を用いて「ろう」を溶かし、接合する。

* 仕上げ: 酸処理で汚れを落とし、研磨して完成。

最後に

ブリッジの連結法にはそれぞれ一長一短があります。

強固で見た目が美しい仕上がりを優先する場合は「前ろう付け」、より精密な適合を重視する場合は「後ろう付け」が選択されます。症例や使用する材料に合わせて、最適な方法を選択することが、長持ちするブリッジ製作の鍵となります。

北戸田デンタルクリニックでは患者様一人ひとりに合わせたブリッジの作成を行っております。

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北戸田デンタルクリニック
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