頬骨弓骨折の治療について知っていますか?
こんにちは。土日祝日も診療の北戸田デンタルクリニックです。
転倒や交通事故などで、顔面骨骨折が起こる場合があります。顔面骨骨折は、鼻骨、頬骨、上顎骨など様々な部位の骨折を指しますが、治療法はそれぞれ異なります。
今回は頬骨弓骨折の治療について解説します。
画像検査(CT検査など)で、頬骨弓が骨折していても、症状がなければ手術の必要はありません。しかし、口を十分に開けることができない(開口障害)症状があれば、手術をしないと治りません。
多くの場合、患者さんは受傷後すぐに病院にいらっしゃいますが、腫れのせいで開口障害が出ることがあります。そのため、腫脹が軽減された受傷後1週間程度で手術をするべきか、判断するのが良いでしょう
手術はGilliesのアプローチと呼ばれる治療をすることが多いです。基本的に全身麻酔下に行いますが、局所麻酔下に行うこともあります。メスで皮膚切開をする場所が有毛部であるので、傷跡が目立ちにくいのが大きな特徴です。以下が大まかな手術手順です。
②浅側頭筋膜(SMAS)、深側頭筋膜を切開し、側頭筋を露出させる
③ラスパトリウム、U字こうを使って、整復する
④切開部を縫合する
大切なのは、ラスパトリウム、U字こうを挿入する層を間違えないことです。浅側頭筋膜(SMAS)下に挿入しても、うまく整復できません。骨折部が直接見えないため、ここが難しいです。術者にはしっかりとした解剖学的知識が求められます。
当院はこのような事を学んだハイレベルな医師が勤務しております。戸田市でお口の悩みはぜひ当院へご相談くださいね!
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