歯の噛み合わせは日々の食事や会話などの日常生活に大きく影響を与えます。

噛み合わせが悪いと正しく物が食べられなくなったり、話す際にも空気が抜けるなどして円滑なコミュニケーションが図れなくなるなってしまうのです。

今回はそんな歯と歯の噛み合わせについて考えてみます。

そもそも歯の形って皆さん分かるでしょうか?

多くの方は「なんか四角っぽい形」なのは分かっていると思います。ですが詳細な形、特に噛み合わせに重要な咬合面(噛む面)ついてはイメージがしにくいと思います。

そのためまずは歯の形から見ていきましょう。

歯を横から見ると下図のようになっており神経が通るための根が2つあります。

今回はその上の噛み合わせにかかわる歯冠部について見てみます。咬合面には咬頭、小窩、裂溝と呼ばれる部位がありそれぞれが合う事で咬合ができています

具体的には下図のようになっていて、最近動画などで流行りのプレス機のようにまっすぐの面で垂直に当たっているのではなく、角度をつけてややズレて噛み合っているのがわかるとおもいます。

このように咀嚼する際には噛み合う歯の小窩や裂溝に咬頭が噛み込む事で食べ物を咬断、粉砕、臼磨(すりつぶすこと)ができるのです。

咬頭は直接食べ物の粉砕などに関与する機能咬頭と非機能咬頭に分ける事ができます。歯ぎしりが強い患者さんは特に機能咬頭の擦り減りが顕著で、歯科医師はそれを観察する事で治療方針を決める事もできるのです

ちなみに非機能咬頭は何も役割はないのかと言うともちろんそんな事はなく、咀嚼で小さくなってきた食物を咬合面に保持して頬や舌の粘膜を保護する役割があります。

歯それぞれの機能咬頭、非機能咬頭をまとめると下図のようになっており上下の歯でそれぞれ頬側と舌側に分かれて見られるのが特徴です。

他にも噛み合わせに関してはいろんな要素が関わってきます。

食べ物が食べづらくなったなぁなど感じた際は当院へご来院ください。

北戸田デンタルクリニック  048-422-9957

医療法人赤坂会