北戸田デンタルクリニック総務のナオミです。
今回は赤ちゃんのお口についてです。

●2回目のミルク拒否

生後3ヶ月の娘の百日祝いも終え、少しずつ育児に慣れてきた頃。いつも飲んでいた粉ミルク「ほほえみ」を、娘が急に嫌がるようになりました。最初は「今日は気分じゃないのかな?」くらいに思っていましたが、次の日も、その次の日も嫌がる…。哺乳瓶をくわえても、 ブクブクと口から溢れさせてミルク拒否。せっかく作ったミルクを前に、ただ呆然とする私。

実は、これまでもミルクを嫌がったことがありました。でも、そのときはミルクの温度や乳首のサイズを変えたら解決したんです。今回も同じように試してみましたが… ダメでした。何をしても飲んでくれません。

(※過去のブログはこちら:哺乳瓶拒否に焦らない!乳首サイズ変更のタイミングと準備のコツ

うちの子は基本的に母乳育児で、検診では「体重の増えも順調だから、ミルクを足しても足さなくても大丈夫」と言われていました。でも、体調によって母乳が足りないことも。お腹が空いて泣いているのに放っておくのはかわいそう。何とかしてあげたい。でも、どうしたらいいの?

●赤ちゃんの味覚は日々発達している

赤ちゃんの味覚は生後3〜6ヶ月頃に急激に発達し、敏感になると言われています。もしかして… ミルクの味が嫌になったのかも? そう考えた私は、違うブランドのミルクを試そうとしました。

でも、ここで問題が発生。粉ミルクって試すには1缶は多すぎるし、もし飲まなかったら無駄になりますよね。「少しずつ試せたらいいのに…」と思っていたときにAmazonで7種類のスティックミルクのお試しセットを発見!

これは試してみるにはぴったり!と即注文。

それぞれ試した結果、「E赤ちゃん」なら飲むことが判明! 「ほほえみ」はあんなに嫌がっていたのに、「E赤ちゃん」にした途端、上手にゴクゴク飲み始めたんです。もう、感動。

でも、「本当にそんなに味が違うの?」と気になり、 私も少し舐めてみることに。

結果、 味が全然違う!!
ほほえみは さっぱりした甘さでクセがないのに対し、E赤ちゃんは濃厚な甘みと、ナッツのようなクセのある香り。ママ的にはほほえみの方が美味しく感じるけど、赤ちゃんの味覚は大人とは違うんですね。

●焦らず、いろいろなミルクを試してみて

赤ちゃんのお口は日々発達していて、大人よりも味覚が敏感だと言われています。ミルク拒否が起こると焦ってしまいますが、今はスティックタイプなど少量ずつ試せる商品があるので、 無理のないペースで、赤ちゃんに合うものを見つけていきましょう!

もちろん、 完全ミルクの場合や、保育園への入園が控えている場合は、どうしてもミルクを飲ませる必要がありますよね 。その場合は、スティックミルクで好みの味を探したり、ミルクの温度や濃さを変えてみたり、色々試すことで突破口が見つかるかもしれません。

でも、うちのように「母乳で足りていて、ミルクを足さなくてもいい」と言われている場合は、 焦る必要はそんなにありません 。赤ちゃんも 一人の人間 です。こちらの思い通りにならないこともありますよね。

正直、「どうして飲んでくれないの!?」とイライラしてしまうこともあると思います。でもそれは、 赤ちゃんのことを思って一生懸命育児をしている証拠なんですよね。私も、ミルクを飲んでくれない娘を目の前にして、どうしたらいいのか分からず、ため息が出ました。でも、それだけ真剣に向き合っているからこそ、感情が動くんですよね。

だからこそ、 焦らず、頑張りすぎずに育児していきましょう 。「絶対にこうしなきゃ!」と決めつけず、 赤ちゃんのペースに寄り添いながら、ゆるく対応していくのが一番なのかなと、今回の経験を通して感じました。

今後も、歯科医院として赤ちゃんから大人までのお口の健康に役立つ情報を発信していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。

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医療法人赤坂会