こんにちは。土日も診療の北戸田デンタルクリニックの米永です。

先日、東日本大震災から10年を迎えましたね。多くの方々が亡くなった大変悲しい出来事でした。震災時に多くのご遺体が発見された際、歯科医師がご遺体の歯をみることで個人を特定するという歯牙鑑定が行われました。

歯牙鑑定をご存知ですか。法医学の観点では、身元確認をしなければならないのですが、遺体の損傷が激しい場合は、外見のみでは身元確認をすることはできません。そんな時に、人体の中でもっとも硬さのある歯は、亡くなった後も残る可能性が高いため、個人を特定する上で大変有用なんですね。

最初に注目されたのは、1985年の日航ジャンボ機墜落事故だと言われています。東日本大震災では、1248人。全体の7.9%のご遺体が歯牙鑑定によって身元確認に至ったようです。

実際、東日本大震災の時は、歯科医師がいることで有名な GReeeeNのメンバーも歯牙鑑定に参加したそうですよ。もちろん歯牙鑑定を行うようなことが起こらないことが1番ですが、歯科技術はこのようなところにも応用されているということを今回はお伝えしました。

 

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医療法人赤坂会