こんにちは!土日祝日も診療の北戸田デンタルクリニックの院長、米永です!

今回は顎変形症についてお話しします。

顎変形症とは一言で言うと、

上あごや下あごの大きさや形に異常が生じ、噛み合わせが悪くなったり顔が変形してしまう症状です。

顎変形症の発生には遺伝的な要因が強いとされていて、疾患が生じる原因は不明です。

多くの事例では小さい時には異常に気づかず、思春期の顎が成長する時期に異常に気づき、症状が明らかになる場合が多いです。

ではこの顎変形症の治療法はどのようなものがあるのでしょうか?

一般的には、まず術前に歯科矯正をし、

その後口腔外科で手術。

そして必要に応じて術後の歯科矯正を追加するというアプローチで行われます。

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その中でも手術方法は大きく分けて3種類に分けることができ、上顎を対象に行うもの、下顎でも下顎枝を対象に行うもの、下顎骨体を対象に行うもの

上記の3種類が存在しており、様々な手術法があります。

その中でも特に有名なものを3つ紹介いたします。

1.Le Fort Ⅰ型骨切り術

Le Fort Ⅰ型骨切り術は上顎骨に対して行われるもので、上顎骨の一部を切り、最も咬合的、審美的に適切な位置に固定することで骨格のバランスを取る手術方です。

上顎骨の骨切りを行う手術としてはこの術式が一般的で、多くは上顎骨劣成長に対して行われます。

2.Obwegeser-Dal point

Obwegeser-Dal point法は下顎骨の中でも下顎枝に対して行われるもので、下顎枝を矢状方向に分割するという手術方です。

この手術は骨への接触面積が広いため、術後の固定期間が短くてすみ、術後の開咬が生じる危険性が少ないというメリットがあります。

しかし同時に、下顎枝の部分を走行している下歯槽神経が露出される方法なため、損傷する危険性が増え、術後に下唇の知覚障害をきたす可能性が出てしまうデメリットがあります。

3.Kole

Kole法は下顎骨の中でも下顎骨体に対して行われるもので、今までの方法とは違い、小臼歯を抜歯してから行われるのが特徴です。

抜歯後、その小臼歯の真下の歯槽骨を削り、

後方に移動させ上下で適切に噛み合う位置へと移動する手術方です。

これら以外にも上顎下顎に対して行われる手術は多くあります。

顎変形症の手術は形成外科クリニックなどで受診でき、その前後の矯正治療は歯科医院で受診するのが一般的です。

当院では歯科矯正治療を積極的に行っております、お困りの際はぜひご来院ください。

北戸田デンタルクリニック  048-422-9957

医療法人赤坂会