口腔がん手術後に皮弁はどのような状態になるでしょうか
こんにちは!土日祝日も診療の北戸田デンタルクリニックの米永です。
口腔癌の治療は、口腔癌を摘出した後、形成外科にて再建治療が行われることが多いです。
形成外科では口腔癌摘出後の再建治療で、PMMC皮弁いわゆる大胸筋皮弁が行われることがあります。
大胸筋皮弁は有茎皮弁です。皮弁再建直後の皮弁はどのような状態でしょうか。
移植された直後から術後12時間は、手術中のノルアドレナリンやトロンボキサミンにより血管収縮が起こり、血流量が低下します。その後は血流量が増えてきます。
その後、2~3日目には、移植された皮弁と移植床との間の毛細血管の間の吻合が始まり、血流が生成されて、皮弁に血流を送ります
このように、外からは一見わからないですが、皮弁内の血流は変動しています。そのため、担当医は1日に2回程度皮弁を観察しにくることが多いです
当院でも、患者様を診察していただき、口腔癌を発見し、大学病院など専門病院に紹介することがあります。
舌になかなか治らない傷や口内炎がありましたら、口腔がんを考えても良いかもしれません。ぜひ当院へご相談ください
北戸田デンタルクリニック 048-422-9957