上顎骨骨折になると、どのような症状が出るか知っていますか?
こんにちは。土日祝日も診療の北戸田デンタルクリニックです。
本日、歌舞伎俳優の片岡愛之助さんが稽古中の事故で、上顎骨骨折になったというニュースがありました。今回はその上顎骨骨折について解説します
症状は、咬み合わせの異常、顔面の腫脹、外鼻の変形、開口障害などがあります。医学的にはフランスの軍医であったLefortが分類した3つのLefort分類がありますが、この分類法については後日解説します
顔面骨には梁構造、いわゆるbuttressがあります。片側顔面において縦方向に4本、横方向に5本ありますが、上顎骨骨折の整復固定に必要なbuttressは鼻骨上顎縫合(naso-maxillary buttress)と頬骨上顎縫合(zygomatic-maxillary buttress)です。上顎骨をしっかり固定するにはこの二つのbuttressを固定することが重要です
顎間ゴム牽引をしても咬合が合わない場合は、整復固定が必要となります。buttress上で骨欠損がある場合は、骨移植を行います
今回は上顎骨骨折について解説しました。12月になると忘年会シーズンです。お酒を飲みすぎて転倒して顔面骨骨折などを起こさないように気をつけて下さいね
戸田市でお口の悩みはぜひ当院へご相談ください!
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