「最近よくむせる…」50代・60代から増える口腔機能低下症のチェックリストと改善方法|北戸田デンタルクリニック(戸田市)
こんにちは。北戸田デンタルクリニックのナオミです。
「食事中によくむせる」「食べこぼしが増えた」――もし50代・60代になってこうした症状を感じているなら、「口腔機能低下症」が関係しているかもしれません。実は、口腔機能が低下すると要介護になるリスクが約2倍に高まるといわれています。
口腔機能低下症とは?
口腔機能低下症とは、加齢や生活習慣、疾患などが原因で、
- ●咀嚼(噛む力)
- ●嚥下(飲み込む力)
- ●唾液分泌
といったお口の機能が徐々に衰えていく症状です。機能の衰えにより、お口の元気がなくなることで食べる力が低下していきます。
こんな症状はありませんか?セルフチェックリスト
次の項目の中で、あなたはいくつ当てはまりますか?
- ☐お口の中が乾燥する
- ☐滑舌が悪くなった
- ☐食べこぼすようになった
- ☐食事の時にむせるようになった
- ☐薬を飲み込みにくくなった
- ☐固いものが食べにくくなった
- ☐食べ物が口に残るようになった
2つ以上当てはまる方は口腔機能低下症の可能性が高い といわれています。
口腔機能低下症が全身に与える影響
噛む力の低下
固いものが食べにくくなり、栄養が偏ります。食事から十分な栄養を摂取できないため、体力低下につながります。さらに「噛む刺激」が減ることで、認知症リスクの上昇にもつながります。
飲み込む力の低下
食事がうまく飲み込めずむせてしまったり、薬をうまく飲めなくなります。食事などが誤って、気管へ入ってしまう可能性も高くなり、誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)のリスクが高まります。
唾液分泌の低下
口の乾燥によってのどが渇きやすくなります。また、十分な唾液が出ないため、発音が不明瞭になり、会話がしづらくなります。
「オーラルフレイルを感じた」段階で気づくことが大切
食べることや話すことなどお口の機能の軽微な衰え重なっている状態を「オーラルフレイル」と呼びます。「オーラルフレイル」は改善も可能な状態なので、「いつもと少し違うな…」と感じたら、治療やトレーニングを始めることが重要です。オーラルフレイルを感じたら、歯科医院で口腔機能低下症の検査を受けることが、将来の要介護リスクを減らすカギになります。
むせやすい・食べこぼすと感じたら
お口の機能は、毎日の歯磨きや生活習慣だけでなく、定期的な歯科メンテナンスによって大きく変わります。
年をとっても、歯周病やむし歯の治療・予防を続けることは、結果的に「噛む・飲み込む」機能を守ることにつながります。
「最近むせやすい」「薬が飲みにくい」など、ちょっとした変化を感じた時こそ、歯科医院でのチェックが安心です。症状の原因を一緒に確認し、日常生活でできる改善のヒントをお伝えいたします。
まとめ
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●50代から「むせる・食べこぼす」が増えるのは口腔機能低下症のサインかも
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●放置すると誤嚥性肺炎や認知症リスクが高まる
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●オーラルフレイルの段階で早期発見・対策が重要
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●日常の歯科メンテナンスが、食べる力・飲み込む力を守る第一歩
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北戸田デンタルクリニックでは、むし歯や歯周病の治療はもちろん、定期的なクリーニングやメンテナンスを通じて「いつまでも自分の口で食べられる健康」をサポートしています。「最近むせやすいな…」と感じた方も、ぜひお気軽にご相談ください。
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