骨粗しょう症の薬にはあごの骨が壊死するものがあるってほんと⁉︎
土日祝日診療の北戸田デンタルクリニックの米永です!
「骨粗しょう症」の治療薬、骨吸収抑制剤(骨が壊れるのを防ぐ薬)の副作用として、「顎骨壊死」があります。
顎骨壊死という状態は、顎の骨の組織や細胞が局所的に死滅して、骨が腐る事です。
では、なぜ、顎の骨だけが壊死するのでしょうか?
はっきりした原因は不明ですが、口腔内には沢山の細菌が存在している為、抜歯などにより顎骨が口腔内と直接通じてしまう事や、顎骨の新陳代謝が非常に高い為、薬剤が高濃度に沈着してしまう事に関係しているそうです。
その、骨粗しょう症の治療薬である、骨吸収抑制剤は骨が壊れるのを抑えると同時に、骨を作るのも抑える働きがあり、骨の新陳代謝を押さえ込み、顎骨壊死を治りにくくしていると考えられます。
抜歯の後が埋まらない
歯肉が腫れている
歯やあごが痛い
など、顎骨壊死の初期症状ですので、気になる時はいつでもご来院ください。
北戸田デンタルクリニック 048-422-9957