銀歯が原因のアレルギーとは?体への影響と対策方法|北戸田デンタルクリニック
こんにちは。土日祝日も診療している北戸田デンタルクリニックです。
最近、「銀歯がアレルギーの原因になる」という話題を目にすることが増えています。実は、過去に虫歯治療で使われていた銀歯(アマルガム)が、体にさまざまな影響を与えている可能性があるのをご存じでしょうか?
今回は、銀歯とアレルギーの関係性や、体への影響・対策方法について詳しくご紹介します。
そもそも「アマルガム」とは?
今から30年以上前まで、虫歯治療でよく使われていた銀歯の素材に「アマルガム」という金属があります。
このアマルガムには、約50%の水銀が含まれています。水銀と聞くと、「水俣病」のような有機水銀による中毒を思い浮かべるかもしれませんが、アマルガムに含まれるのは無機水銀で、すぐに強い毒性を起こすものではありません。とはいえ、長期間お口の中にあることで少しずつ劣化し、気化した水銀が体に吸収されるリスクがあるのです。
銀歯が引き起こす可能性のあるアレルギー症状
古いアマルガムが劣化すると、微量ですが水銀を含んだ蒸気が発生し、呼吸や粘膜を通じて体内に取り込まれます。
すると、他の歯科金属と同じように、金属アレルギーのような症状が全身に現れる可能性があります。
実際に報告されている症状には、以下のようなものがあります。
- ●口内炎や歯ぐきの炎症(歯肉炎)
- ●蕁麻疹(じんましん)、かぶれ、アトピー性皮膚炎
- ●頭痛、めまい、不眠
- ●感覚異常(手足のしびれなど)
- ●免疫バランスの乱れによる体調不良 など
これらはすぐに出るとは限らず、体内に水銀が蓄積することで徐々に表れることもあります。
銀歯によるアレルギーを防ぐには?|早めの除去が安心
このような症状を予防するためには、古い銀歯(アマルガム)を安全に除去し、別の素材に置き換えることが大切です。
- ●白い詰め物(レジン)や、金属を使わない素材への交換は、保険診療の範囲内で可能な場合もあります。
- ●より強度や見た目の美しさを求める方には、セラミック治療もおすすめです。セラミックは金属を使用しない「メタルフリー治療」なので、金属アレルギーの心配がなく、見た目も自然で着色もしにくいというメリットがあります。
自分の銀歯が「アマルガム」かどうかは、見ただけでは分かりません
実は、ご自身ではその銀歯がアマルガムかどうか判断するのはとても難しいです。
見た目が似ている他の金属素材もあり、専門の器具や知識が必要になります。「古い銀歯があるかもしれない」「最近、体調がすぐれない」そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。
北戸田周辺にお住まいの方へ|銀歯のチェック・交換もお気軽に
当院では、銀歯の状態チェックやアレルギーリスクの診断、メタルフリー治療のご相談も承っています。
- ●銀歯が気になる方
- ●体調不良の原因がはっきりせず気になっている方
- ●安心して治療を受けたい方
どうぞお気軽にご予約・ご相談ください。
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