親知らずが原因で噛み合わせが悪くなる?隠れた歯並びの問題とは|北戸田デンタルクリニック(戸田市)
こんにちは。北戸田デンタルクリニックのナオミです。
「歯並び」と聞くと、前歯の見た目や整っているかどうかを気にする方が多いのではないでしょうか?しかし実は、見た目では分かりづらい「隠れた歯並びの悪さ」が存在します。特に、親知らずを放置している方は要注意。今回は、親知らずが原因で起こる噛み合わせの異常とその対策について解説します。
親知らずが奥歯を押して噛み合わせが悪くなる?
親知らずを抜かずに放置していると、「シザースバイト(交叉咬合)」という噛み合わせのズレが起こることがあります。これは、親知らずが奥歯を押し出すことで、奥歯同士が正しく噛み合わなくなる状態です。正面からの見た目には問題がないように見えても、実際には奥歯の機能が失われているケースも少なくありません。
特に注意が必要なのは「第二大臼歯」
「第二大臼歯(だいにだいきゅうし)」という歯をご存知でしょうか?「12歳臼歯」とも呼ばれ、12歳ごろに生えてくる前歯から数えて7番目の奥歯です。こちらは、親知らずの手前にあり、下あごの「第二大臼歯」は、親知らずの圧力で内側に倒れてしまうことがあります。「第二大臼歯」の前には「第一大臼歯(だいいちだいきゅうし)」という歯があります。こちらは「歯の王様」と呼ばれるほど強い歯なので、「第一大臼歯」と親知らずとの間に挟まれた「第二大臼歯」は行き場を失ってしまうのです。内側に倒れてしまった「第二大臼歯」は正しい噛み合わせを失い、舌に当たるなどの刺激を生むリスクがあります。
噛み合わせのズレが舌への刺激に?それが舌がんの原因に…
内側に倒れた奥歯が舌に当たり続けると、慢性的な刺激になります。この刺激は、まれではありますが舌がんの原因になる可能性も指摘されています。「親知らずを抜かずにいたら、知らないうちに健康リスクが高まっていた」なんてこともあるのです。
シザースバイト(奥歯がかみ合わない)への対処法
では、どうしたら良いのでしょうか?シザースバイトのように奥歯の噛み合わせがずれている場合は、矯正治療でゴムを用いた調整などを行うことで、かみ合わせを正しく整えることができます。もう、ズレてしまっているからと言って、正しい噛み合わせを諦める必要はありません。
見た目が良くても噛み合わせに問題があるかも?
- ● 鏡で見た前歯はキレイなのに、噛み合わせがうまくいかない
- ● 奥歯だけが当たらない、浮いている感じがある
- ● 舌の同じ場所にいつも違和感がある
こうした症状がある場合は、「隠れた噛み合わせのズレ」があるかもしれません。一度、歯科医院に相談をすることをお勧めします。
噛み合わせ・親知らずのご相談は北戸田デンタルクリニックへ
当院では、親知らずの診断・抜歯のご相談だけでなく、噛み合わせや歯並びに関する矯正治療についてもご相談を受け付けております。
「前歯はキレイだけど、なんだか噛み合わせが気になる…」
「親知らずをずっとそのままにしているけど大丈夫?」
そんな方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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