歯が失われるとどうなるの?
こんにちは!土日祝日も診療の北戸田デンタルクリニックの院長、米永です
今回は歯の喪失に伴う障害について、お話ししていきます。
この障害は歯の喪失が生じてから段階的に起こるものであり、三段階に分けることができます。
まず一次性障害は歯の喪失と同時に起こる障害です。
その中には歯が抜けることで食物が噛みづらくなる咀嚼障害、
前歯等が抜けることで生じる発音障害、
見た目の悪化で生じる審美障害、
きちんと食べられていない状態や見た目の悪さを気にすることで生じる心理的障害があります。
特に審美障害においては、歯の喪失によって噛み合わせが正常でなくなります。
すると、への字口のような口唇、深く長い口角のシワ、ブルドックのような顔全体のシワなどができるようになる「老人様顔貌」と呼ばれる表情に変わってしまうのです。
次に二次性障害は、歯が喪失してからしばらく経過して起こる障害で、歯の隙間が開いたことによる周りの歯の傾斜、捻転、移動などが起こり正しい歯並びではなくなってしまいます。それに伴い噛み合わせも悪化します。
最後に三次性障害は、一次性障害や二次性障害によって生じた咬合障害によって口腔以外の筋や関節などに障害が起こることを指しています。
これは顎関節症や、肩や腰の痛み、頭痛等を引き起こしています。
つまり、ただ歯が抜けただけなのに、それが歯や表情の障害を引き起こすのはもちろん、
めぐりめぐって全身の障害へとつながっていってしまうのです。
北戸田デンタルクリニックでは皆様の全身の健康につながる歯科治療に全力で取り組んでおります。
お困りの際はぜひご来院下さい。
北戸田デンタルクリニック 048-422-9957