こんにちは!土日祝日も診療の北戸田デンタルクリニックの院長、米永です!
今回は筋肉の起始停止について、特に咀嚼筋を例に詳しく解説していきます。

筋肉の起始停止とは、筋肉がどこからどこまで伸びているかを指す用語です。筋肉は骨に付着しており、骨の一部に起始(きし)し、別の骨の一部に停止(ていし)します。この起始停止によって、筋肉は収縮することで関節を動かす力を発揮します。

食べ物を食べる時に使う咀嚼筋は、名前の通り咀嚼(そしゃく)するための筋肉群で、顔の中央に位置しています。咀嚼筋には以下の4つがあります。

1. 側頭筋(そくとうきん):

頭蓋骨の側面に位置し、下顎骨を後上方に動かす役割を担います。
2. 咬筋(こうきん):

下顎骨の外側に位置し、下顎骨を上方に動かす役割を担います。
3. 外側翼突筋(がいそくよくとつきん):

下顎骨顎の内側面に位置し、下顎骨を前方に動かす役割を担います。
4.内側翼突筋(ないそくよくとつきん) :

下顎骨顎の内側面に位置し、下顎骨を上方に動かし、口を閉じる役割を担います。

これらの咀嚼筋は、顎を動かすことによって食物を噛む動作を可能にし、消化の助けとなります。普段何気なく行っている咀嚼ですが、実は複雑な筋肉の連携が必要とされていますね!

咀嚼筋の起始停止は、それぞれの筋肉がどの骨に付着しているか、どの骨に作用しているかを理解することで、その動作の仕組みを知ることができます。筋トレやリハビリにおいても、筋肉の起始停止を理解することは重要なポイントです。

以上が筋肉の起始停止と咀嚼筋についての解説でした。皆さんも日常生活で意識することなく行っている咀嚼動作に、少し興味を持っていただけたら幸いです!

北戸田デンタルクリニック 048-422-9957

医療法人赤坂会